素材とフォントは、商用の条件と使う量で選ぶ
見た目で選ぶ前に、規約で絞る。商用可・クレジット表記・加工可の三つを確かめ、月に何点使うかで定額か単品かを決める。

商用可・クレジット表記・加工可の3つ
素材を使う前に見るのは三つ。商用利用ができるか、クレジット(作者名やサービス名)の表記が要るか、トリミングや色替えなどの加工が許されているか。無料枠ではクレジット表記が条件になっている場合があり、有料プランで不要になる型が多い。加工は「一部加工のみ可」「ロゴへの流用は不可」といった細かい線引きがあるため、各社の規約ページで確認する。
人物写真はモデルリリース
人物が写る写真は、被写体の許諾(モデルリリース)の有無で使える用途が変わる。リリースありは広告や商品パッケージに使える場合があり、リリースなしは編集用途(記事の挿絵など)に限られる型。PIXTA や Adobe Stock は素材ごとにリリースの有無が表示される。医療・美容・金融など、被写体の印象に関わる用途は各社が別途制限を置いていることがある。
Web フォントと印刷用の違い
フォントの契約は「どこで使うか」で分かれる。Web フォントはサイトに埋め込んで表示する権利で、月間 PV やドメイン数の上限がある型。印刷用(デスクトップフォント)は PC にインストールして制作物に使う権利で、ロゴや商品名への使用に別条件がつく場合がある。同じ書体でも両方使うなら両方の契約が要るかを確認する。
無料で商用に使えるもの
Google Fonts はオープンソースライセンスで Web・印刷とも商用可。Unsplash・Pexels は独自ライセンスで商用可・クレジット不要だが、人物や商標が写るものは用途に注意。写真AC・いらすとや・ICOOON MONO は日本の運営で、無料枠に点数や用途の条件がある。「無料」と「商用可」は別の話として、規約ページで両方を確かめる。
定額か単品か
月に使う点数が決まっているなら定額、たまに一点だけ要るなら単品。定額は月の点数を使い切らないと割高になり、単品はサイズ(S/M/L)で価格が変わる。写真素材の各社は定額と単品の両方を置いているので、直近の使用量から逆算する。フォントは席数(人数)課金が中心で、点数の概念はない。
AI 生成と素材サイトの使い分け
背景・抽象的なイメージ・雰囲気のカットは AI 生成で足りる場面が増えた。一方、実在の人物・実物の商品・特定の場所は、素材サイトの許諾済み写真のほうが用途の線引きが明確。AI 生成の商用条件はツールのプランによって異なるため、AI ツールのサイトで確認する。素材サイトの側でも AI 生成素材の受け入れ方針が各社で違う。
席数とチーム利用
Canva・Figma・Adobe は席(人数)単位で課金され、チームで共有すると席数分の料金になる。素材の権利はアカウント単位で紐づくため、退職や外注の切り替えで使えなくなる素材が出る場合がある。誰の名義で契約するかを先に決める。